[HomeKit対応仕様] Philips Hue ホワイトグラデーション シングルランプ
[Amazon] Philips Hue(ヒュー) ホワイトグラデーション シングルランプ
主なサービス
HMServiceType 〜 |
説明 |
---|---|
Lightbulb |
電球 |
主なキャラクタ
HMCharacteristicType 〜 |
説明 | フォーマット | 書き込み |
---|---|---|---|
PowerState |
電源の状態 | bool | 可 |
ColorTemperature |
色温度 | int | 可 |
Brightness |
明るさ | int | 可 |
概要
スマートIoT照明のパイオニアであるPhilips Hueのランプの非カラー版です。 非カラーといっても、蛍光灯のような白色から白熱電球のようなオレンジ色の温かみのある色まで調整できます。
カラー版ではHue
、Saturation
、Brightness
の3つのキャラクタを変更することでランプの色を変えますが、この非カラー版ではColorTemperature
という1つのキャラクタを変更することで色味を調整します。
なおHMCharacteristicTypeColorTemperature
はiOS 11で新規追加されたキャラクタです。
もちろんPowerState
キャラクタで点灯/消灯を操作することもできます。
ColorTemperatureのmetadata
プロパティ | 実際の値 |
---|---|
format |
int |
units |
|
minimumValue |
153 |
maximumValue |
454 |
stepValue |
1 |
validValues |
|
maxLength |
|
manufacturerDescription |
Color Temperature |
ColorTemperatureのvalue
value
プロパティは153から454の範囲で設定できます。
この写真の左側のランプが153を、右側のランプが454を設定した時の実際の色味です。
ColorTemperatureを更新するサンプルコード
let service = home.servicesWithTypes([HMServiceTypeLightbulb])?.first
let candidates = service?.characteristics.filter { $0.characteristicType == HMCharacteristicTypeColorTemperature }
guard let colorTemperature = candidates?.first else {
return
}
colorTemperature.writeValue(454) { error in
}
まとめ
キャラクタのvalue
の更新が視覚的にわかりやすく、また、true
/false
だけでなく数値のvalue
を書き込み可能な製品としてPhilips Hueをオススメしていますが、実用的にはカラー版でなくこちらのホワイトグラデーション シングルランプで必要十分ではないでしょうか。
値段的にはカラー版の半額程度になりますので、すでにPhilips Hueのブリッジをお持ちのかたの追加ランプとしては順当かと思います。
iOS 11 Programmingについて
この記事は「iOS 11 Programming」の第12章 HomeKit入門とiOS 11における新機能の中の12.4.2 HomeKit 対応製品利用実例への追加コンテンツ的位置付けにもなっています。 この製品がサポートするサービス(‘HMService’)やキャラクタ(‘HMCharacteristic’)の表など、全てこの書籍に合わせた形で掲載しております。
「iOS 11 Programming」にご興味のあるかたは是非、以下リンクからご参照ください。